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Lonavla


旅のあらすじ

  ボンベイとプーナの間にあるロナヴラは高原地帯で、夏には暑さをしのぐ都会からの旅行者であふれる。
静かで清潔なJanata−Hotelのオーナー夫妻は、私達が快適に過ごせるように取り計らってくれて、自炊もOK。 御主人のトニーが車でロナヴラの高原一帯を案内してくれることになった。トルシーもこの愉快な夫婦とすっかり仲良しになり、‘ アンクル・トニー ’の部屋から出て来ない。奥さんの話では、二人はすっかり息統合して毎日インド映画を見ながら踊っているらしい・・・


 このあたりには、古い仏教寺院や洞窟がいくつも残っている。山々に囲まれた美しい高原をドライブ。
  トルシーは、トニーが貸してくれた古いカメラで一日中遊んでいる。

 

 ロナヴラの郊外にある湖にて。
‘ レイクサイドリゾート ’と大きく宣伝されている・・・。

 


インドにはどこへ行っても新たな発見がある。
巨大なおもちゃ箱のようなインドの大地は、様々な贈り物で子供を喜ばせてくれる。

 


トニーのおかげで、私達は連なる峡谷の
雄大な景色を楽しむ。

 乾いた山岳地帯には果実やナッツも豊富。
この地方特産のコーカムという木の実は、ダールの中に幾つか入れると美味しい。




 洞窟はアジャンタと同じ様式で、中には湧き水や大きな水槽もある。厳しい岩山の中で修行をした仏教僧の生活が思い浮かばれる。

  ロナヴラから約一時間、Bhaja という村へ。長い階段を上ると岩山の上にバジャ仏教洞窟がある。誰もいない静かな洞窟で、インド最後のひとときをすごす。

 

 ここからは、まわりの岩山やその向こうに広がる荒野を一望することが出来る。 この無人の古い遺跡で、いつの世も精神や神を追求してきたインド・バラティヤの偉大な文明を想う。

 





 いよいよインドを出発するときが来た。ボンベイまで4時間余りなので夕方の列車で空港へ向かい、夜中には飛行機に。ドイツに降り立ったその時から、インドでの日々が甦って来るのだろう。私達は最後の食事とシャワーを済ませ、荷造りに忙しい。残りの時間はホテルの人達とすごし、トニーが駅まで見送りに来てくれた。

 人達の親切も重なって、インドとの別れがつらい。 駅の雰囲気にはいつもわくわくするけれど、今日は少し違う。今、私の目の中にある日常的な光景が、明日からは無くなるということを考えている。
 トルシーはアンクル トニーとの別れを惜しみ、再会を約束。彼は荷物をキャビンに乗せ、最後まで見送ってくれた。

 


 3歳のトルシーも、インドの自然に鍛えられてすっかりたくましくなった。ありのままを受け入れることで、彼女も今回の旅から多くを学んだに違いない。すべての者をやさしく包み込んでくれる、母なるインドの大地に合掌。



 

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