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Jabalpur / New Delhi


旅のあらすじ

 アマルカンタクから流れ出たナルマダは、瞬く間にその水量と力を増す。水源より200キロ、ジャバルプールのべラガートで壮大な滝となって流れ落ち、マーブルロックの峡谷を通ってゆくナルマダのえも言われぬ偉大さ。

 ジャングルの合間に拓かれた中型都市ジャバルプールはその昔、原住民ゴンド族の王国、ジャングルの要衝として栄えた。


 

 部屋の窓から見える交差点。
 複雑に出来ているインドの道を3歳の子供を連れて歩くには、様々なテクニックが必要。子供が消えてしまうと見つけようがなさそうなので必ず手をつなぎ、つないだ手をぎゅっと強く握ると位置を交換するの意味。私の左側を歩くトルシーはさっと右側へ移動して再び手を握り、合図と共にまた左側へ。これを繰り返しながら、牛の糞に足を突っ込まないように、転がっているすべてのものに足をとられないように足元を見て、取り巻く乗り物や人間や動物達の間を流れるように歩く。


 シヴァラトリの夜。
交差点脇の大木の前にあるシヴァ寺院では盛大な祝いが続き、道路には神輿が通り、祭りを祝う人々で賑わっている。

 

Bhera-ghat

 早朝ジャバルプールを出発、乗合の三輪車に乗ってベラガートへ。案の定乗れる限りの人を詰め込み、埃にまみれジャンピングしながら走る。 急ブレーキの度に乗客は激しくぶつかり合うけれど、他の乗客と話をしたり、外の景色を見ながら行くのは結構楽しいもの。

 

 まずはマーブルロック:大理石の峡谷に行く。
ボートに乗って峡谷の間を流れるナルマダをめぐり、引き込まれるかのように奥へ進むと、そこには岩と水の神秘的な世界が広がっていた。

 

 氷河のように見える銀色の岩が両側にそびえ立ち、 その合間にはヨギが暮らす。川の中央にある6畳ぐらいの浮き島にも小さな祠があり、炎天下に一人のサドゥーが暮らしていて、通りがかる人々は賽銭や食料を捧げる。

 満月の夜、靄がかったマーブルロックは、この上ない美しさで銀色に輝くという。

 


 両側にそびえ立つ大理石はまるでナルマダが岩山を切り裂いたかのよう。 峡谷の幅が狭くなってくると、岩の上にはChausath Yogini(64のヨガ)寺院があり、伝説によるとゴンド族の王妃ドゥルガヴァティの城へ続く地下トンネルもあるという。さらに進むと白い霧につつまれたナルマダの滝、Dhuandhar(煙の滝)が目の前に広がる。



 ボートツアーを終えて、滝の上部にあるベラガートへ。
 ナルマダの姿を拝む人々は休みなく訪れ、岩場に流れ込む聖水で沐浴。ガートにいるブランミンの指示で供儀が催される。

 

 ナルマデーハール!
 ごうごうと、絶大な迫力で岩山を下っていくナルマダ。訪れるものに無上の満足感を与えてくれる。 流れよナルマダ!

 

 ベラガートの道沿いには土産物屋が並び、大理石の彫刻や石像が売られている。

 

New Delhi

 私達のティルタヤトラ(聖地巡り)は残すところ数週間となり、ドイツへ帰る準備をするためにデリーに立ち寄る。暮らしに必要なものを買い込み、大型のかばんに詰めこむ。

 デリーでは馴染みのツーリストバンガローですごす。ある日突然大きな象がやってきた!
もちろん観光客を相手に商売をする象使いだけれど、バンガローの庭を歩き回る象の到来にトルシーは呆気にとられている。


 トルシーは「乗ってみるかい?」と誘われても、あまりの大きさにおののき、首を横に振っている。象使いの芸を見てやっと笑いがでると、パパにしがみつきながら恐る恐るお腹のところを撫でてみた。

 

 

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